ITの力でもっと楽に、効率よく、売れる農業を – 農業サポーターズ・ツアー in 中部レポート

農業×ITに一歩踏み出したい生産者さんの背中を押すために全国を巡る、「農業サポーターズ・ツアー」の第2弾が4月16日に長野県長野市で、17日に岐阜県恵那市で行われました。

 

大盛況だった第1弾の北陸ツアーから、さらに充実した中部ツアーの様子をお届けします!

 

ただITを導入すればいいわけではない

今回のツアーは参加者、実行委員会メンバーともに前回より多人数になったため、前回と趣向を変えて3部構成で行われました。

 

第1部では経営管理、生産、販売の各ステップにおいて、ITの力をどう活かせるのか、具体的な事例を踏まえながら、各サービスの専門家が農業におけるITの活用方法をご紹介しました。

登壇者から紹介されたのは、事務作業の軽減のための会計ソフトの活用、AIを利用した自動潅水システムの導入による作業の効率化、生産者と消費者を直接つなぐプラットフォームの活用による農作物のブランド化など。会場からは、これからの農業の当たり前にワクワクしたという声が寄せられました。

 

ちなみに、今回のツアーで共通したメッセージが「安易にITを導入すればいいというわけではない」こと。

「作れば売れる時代は終わったように、ITを導入すれば売れるという時代ではない」

とTUMMY inc,Coの阿部さんも語りました。

 

ITはあくまでツールの1つ。ITを導入する以前に、どんな目的のもとで、何を目指して農業をするのかが何よりも大切です。

 

まずは現状を知ることから

第2部では、自分の理想と今の現実のギャップを埋めるためにはどういうことから取り組み、そこでどのようにITを活用すればいいのか、フレームワークに当てはめながら実施計画を立てるワークショップを実施。

 

「時間の使い方」と「PR・ブランディング」の2つの軸から自己分析と、参加者同士での議論に取り組みました。

理想の状況がすぐに出てくる方もいれば、頭を悩ませる方もちらほら。

これまで日々の作業に追われ、自分の理想についてじっくり考えたことがなかったという方も多く、新鮮な体験となったようです。

 

「ITを効率よく活用するためにも、戦略を立てて、どういう場面でどのようなツールを使うかをプランニングすることが大切だと感じました」

という参加者の声も。

稼げる農業をしていくためには、手当たり次第ではなく、しっかりとした計画を立てて実行することが鍵となります。

 

独りで抱え込まないことが重要

最後の第3部では農家さんのそれぞれの悩み、興味関心に沿って各ITサービスの専門家へのグループ相談会を行いました。

第2部で組み立てた戦略をもとに、専門家に相談をすることで各自の疑問点を明らかにしました。

熱い想いを持ちながら、農業に変革を起こそうとしている農家さんや、農家さんのサポートを徹底的にしたいという地域の方々に多くお集まりいただいたこともあり、会場のあちらこちらで参加者同士の活発な意見交換も行われていました。

 

「同じような悩みを持った農家さんともお話しでき、一緒にこれからのことを考えられたことは貴重な経験となりました。今日出会った方々と新しいことに取り組んでいくのが非常に楽しみです」

と語ってくれたのは就農3年目のトマト農家さん。

普段、外部と関わることの少ない農家さんにとって、他の農家の方と話したり、農家を応援したいと思っている外部の存在を知ることができたのは、新たな心の支えとなったようです。

 

農業×ITの大きな可能性

日本の食を支える農業とITを掛け合わせた可能性はまだまだ計り知れません。

 

ITというと、どうしても難しいというイメージがあり避けられがちですが、ITの仕組みを知るよりは、ITをどう活用するかということが大切です。

 

そして、それを理解することは決して難しいことではありません。クルマの仕組みではなく、乗り方を知ることの方がより重要であり、簡単であるように。

ITの「難しい」イメージを変えるところから始まり、日本の農業をもっともっと明るくしていくために、できる.agriの農業サポーターズ・ツアーはまだまだ続きます!

 

今後のお知らせ等もこのページで随時更新していくのでお楽しみに。

最後に、今回ご参加いただいた皆様、お忙しいなかお集まりいただきありがとうございました。できる.agri実行委員会では今後のツアーにも積極的なご参加をお待ちしております。

 

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