米ぬかから生まれた温活グッズ「ヌカモフ」のクラウドファンディングが終了。「ヌカモフ」のこれからのための、これまで。

 

先日、「できる.agriコミュニティ」から生まれた、6次化プロジェクト商品「ヌカモフ」のクラウドファンディングが終了いたしました。通常、不要な部分として扱われることが多い「米ぬか」を、オフィスワーカー向けの「繰り返し使え、手入れの楽な温活グッズ」として活用、製品化しました。

 

クラウドファンディングは、最終的に121名の方にご支援いただき、1,199,811円を調達することができました。

また新たにスタートを切ることが出来ます。皆様に感謝を申し上げます。

 

「ヌカモフ」がどのようにして誕生したのかを改めて皆さんにお伝えできればと思っております。

 

「ヌカモフ」の始まり。お米農家・山燕庵の杉原晋一さんとの出会い

 

「ヌカモフ」の始まりは、お米や野菜を生産・販売する農業生産法人「山燕庵」の杉原晋一さんとウェブメディア「70seeds」の岡山史興の出会いでした。共通の知り合いの紹介がキッカケで知り合った二人はその後、「ヌカモフ」完成に向かってスタートを切ることになります。

――――2018年8月

ご縁があり、杉原さんがお米を作る福島県・鮫川村へアパレルブランド「ALLYOURS」の木村昌史さん、70seedsの岡山、楠橋、藤尾が訪問しました。



訪問をした際、岡山と杉原さんの会話は自然と「6次化商品の今後の展開について」に移ります。お話をしていくうちに、杉原さんには次の思いがあることが分かりました。

 

①新たなユーザー獲得のために販路を拡大したい。

②農業と福祉での連携を行いたい。

 

これらの課題を解決するために、70seeds編集長の岡山が農家の挑戦を後押しするコミュニティ「できる.agriコミュニティ」の第一弾プロジェクトとして立上げることを決定。

 

展開していく商品として、山燕庵の「ぬくぬくのぬか」を元にすることに決定しました。ぬくぬくのぬかは、米ぬかを温めるとじんわり発熱する性質があることを利用して、元々杉原さんのお母さまが自作されていたカイロです。


杉原さんの商品づくりの理念は、「自然の中で生かされていると感じることこそ、豊かな生き方につながる」という考え方。杉原さんには、この考えを多くの人に広めたいという思いがありました。仕事に追われるハードな毎日を送ることで忘れてしまっている、土や水に感謝をすることに忙しい人にほど気づいてほしい。元々会社勤めだった杉原さんの熱いメッセージがありました。

 

「一度価値を失ってしまったものを再び輝かせる商品づくり」

ALLYOURSの木村さんも杉原さんの思い、商品に強い共感を抱きます。

というのも、杉原さんの作るぬくぬくのぬかと木村さんの作る商品には共通点がありました。

ぬくぬくのぬかは本来処分されてしまう米ぬかを用いてつくられており、同じように木村さんは捨てられてしまう服の生地からトートバックを作るといった製作をしていました。「一度価値を失ってしまったものを再び輝かせる商品づくり」という共通点があったのです。

木村さんが甘酒のおいしさに魅了されたこともあり、プロジェクトに参加することになりました。

 

木村さんは自社で開発した、毛布のような生地『MOFU』の供給を決定します。

MOFUの生地をカバーとして使用することで温かさがより持続するという利点もありました。さらに商品のデザインは老若男女が使いやすいシンプルなものにという提案も。

 

商品の縫製は、できる.agriコミュニティメンバーで、福祉事業を運営する「ヘラルボニー」が多くの福祉施設とやり取りをして担当する事業所を決定。

 

その後商品化、販売を実現させるために打ち合わせが重ねられました。

販売方法についてはクラウドファンディングを利用することに決定しました。商品そのものの良さはもちろん作り手である自分たちの想いを伝えられること、その気持ちに共感してくれる人を見つけることができると思ったからです。

 

「ヌカモフ」に込められた思い

 

「ヌカモフ」は2つの思いが込められています。

1つ目、くらしを根本から新しものに改善していこうという思い。

私たちの生活の根源を支える山、川、畑。本来それらには農薬や化学肥料が含まれません。本来の姿で生態系を持続させるためには自然循環型の環境で生産された物を無駄にせずに使用し、それだけで生活を賄っていくという取り組みが大切になっていきます。

杉原さんが作るお米の米ぬかを用いた「ヌカモフ」を使用することは、わたしたちの”くらし”を生態系にとって優しいものへアップデートすることにもつながるのです。

 

2つ目、みんなで良いモノを作っていこうという思い。

「ヌカモフ」は商品が出来るまでに多くの人が関わっています。農家の杉原さん。生地を提供してくださったALLYOURS木村さん。生地を縫製する事務所を探してくださったヘラルボニーのみなさん。みんなで手を取り合って、助け合って作られた商品です。モノづくりにおいては、ただ良いモノを作るだけでなく多くの人がかかわってみんなが幸せになれるような”しごと”へアップデートすることが大切になっていくのです。

この思いに沿って製作は進んでいきました。

 

復興庁のクラウドファンディング支援事業*にも応募し、承認を得ることができました。

 

商品名は、カイロの中身が「米ぬか」、外側に「MOFU」の生地を使っていたことからこの2つの言葉を組み合わせて「ヌカモフ」に決定しました。

 

こうして杉原さんの思いを実現するために「ヌカモフ」が誕生しました。

杉原さんの田んぼを訪れて構想から始まり、わずか4ヶ月でクラウドファンディングの開始をすることができました。商品としてみなさまに届けられるように今後も販路拡大に向けて活動していきます。具体的な販売方法については、追って記事を公開していきます。

現在は一時的に70seeds STOREにてWeb販売を行っております。

 

最後になりましたが、みなさまご支援をありがとうございました。「ヌカモフ」を通しての輪が広がり、みなさまの身体だけでなく心にもあたたかさを届けることができれば嬉しく思います。これからも「ヌカモフ」をよろしくお願い致します。

 

*復興庁クラウドファンディング支援事業

東日本大震災からの復興を盛り上げたいというプロジェクトを支援するサービス。クラウドファンディングを活用した資金調達のノウハウやコツPRのポイントまでを無料で1からサポートしてくれる。

その他の記事

お問い合わせ